【妊活×漢方薬】体質から見直す!やさしく妊娠力を高める自然な方法とは?2025.06.20

はじめに:なぜ今、「漢方」が妊活で注目されているのか?
妊活と聞くと、まず思い浮かぶのは病院でのタイミング療法や人工授精、体外受精といった西洋医学による不妊治療でしょう。
しかし、近年「自然なかたちで妊娠を目指したい」という方々の間で、漢方薬による体質改善が静かなブームとなっています。
漢方は、症状そのものではなく「その人の体質」や「内側のバランス」に着目して整える医療。副作用が少なく、心身ともに無理なく妊娠力を高めることが期待されています。
妊娠しづらい体質とは?東洋医学から見る「妊活の壁」
東洋医学では、「妊娠力の低下」は単に加齢のせいではなく、“気・血・水”のバランスが崩れているサインととらえます。
✔ よくある妊娠しづらい体質タイプ
体質タイプ | 主な特徴 | 漢方でのアプローチ |
冷え性タイプ | 手足が冷たい・生理痛が重い | 血流改善・温活漢方 |
ストレスタイプ | 月経不順・不眠・イライラ | 自律神経を整える漢方 |
血虚タイプ | 顔色が悪い・めまい・動悸 | 血を補う養血漢方 |
水滞タイプ | むくみやすい・胃腸が弱い | 体内の水分代謝を整える |
「自分に合った体質改善」が妊娠への第一歩です。
妊活に使われる主な漢方薬とその効果
妊活に効果が期待される代表的な漢方薬を、体質別に紹介します。
● 当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん)
こんな方に: 冷え性・貧血・生理痛・月経不順
主な効果: 血の巡りを良くし、子宮環境を整える
● 加味逍遥散(かみしょうようさん)
こんな方に: イライラ・生理前の情緒不安定・不眠
主な効果: ストレスを和らげ、自律神経のバランスを整える
● 桂枝茯苓丸(けいしぶくりょうがん)
こんな方に: 月経不順・子宮筋腫・血の巡りが悪い
主な効果: 血行を良くし、子宮内膜を整える
● 温経湯(うんけいとう)
こんな方に: 高齢での妊活・冷えが強い方
主な効果: 子宮を温め、ホルモンの分泌を促進
💡妊活漢方は、複数をブレンドした“オーダーメイド処方”が最も効果的とされています。
妊活における漢方の効果は?実例とデータで紹介
複数の調査・論文により、漢方薬が妊活に与えるポジティブな影響が報告されています。
● 実際にあった成功例
【30代後半・女性】
不妊歴2年、タイミング療法と人工授精に失敗。冷え性と月経不順の体質を、当帰芍薬散と加味逍遥散で改善。約半年で自然妊娠。
● 臨床データの一例(※出典:日本東洋医学会)
- 漢方併用グループの妊娠率:43.3%
- 西洋医学単独の妊娠率:26.7%
このように、**「妊娠しやすい身体作り」**として、漢方が力を発揮するケースは多数あります。
【注意点】自己判断せず、専門家に相談を
漢方は自然由来である反面、「体質に合っていないと逆効果になる」可能性もあります。特に妊活は、体の内側の微妙なバランスが関わるため、専門的なカウンセリングが不可欠です。
無理のない妊活を、私たちと一緒にあなたに合った漢方薬、生活習慣のアドバイスまで、親身にサポートいたします。
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