不妊治療とメンタルサポート2025.02.28

こんにちは!
命のリレー・ナビゲーター、服部雄志です
今回は『35歳からの妊活に大切なこと』に主眼を置いて、
不妊治療におけるメンタルサポートの重要性、そして東洋医学の視点から見る妊活について解説していきます
近年、晩婚化やライフスタイルの変化により、35歳を過ぎてから妊活を始めるカップルが増えています
しかし、年齢とともに妊娠の可能性は低下する傾向にあり、不妊治療を視野に入れる方も多いのが現実です
そこでこの記事では35歳以上の妊活で大切なポイントと、心のケア、東洋医学の視点からのアプローチについてご紹介します
・35歳からの妊活で押さえておきたいポイント
1. 卵子の質と年齢の関係性
女性の年齢が上がるにつれて、個人差はありますが卵子の数だけでなく質も低下する傾向にあります
特に35歳を過ぎると妊娠の確率は下がり、妊娠・出産が困難になってきます
これは卵子の染色体異常が起こりやすくなるためと考えられています
そのため妊娠を望んだとき、早めに妊活プランを立てていくことが重要になります
2. パートナーとの協力と理解が重要
妊活で決してやってはいけないことが『ワンオペ妊活』です
妊活は夫婦二人で取り組むもの! これをお二人で肝に銘じておいてください
特に不妊治療を考える場合、女性だけでなく、もちろん男性の健康状態も大きく影響します
精子の質も年齢や生活習慣の影響を受けるため、二人で協力しながら健康管理を行うことが大切であり、
病院で「精子に問題はありません」と言われても、決して安心してはいけません
3. 不妊治療の選択肢を知る
35歳以上で妊活を始める場合、タイミング法や人工授精(AIH)だけでなく、
体外受精(IVF)や顕微授精(ICSI)などの高度生殖医療を早期に勧められることもあります
専門の医師と相談しながら、自分たちに合った、納得のいく治療法を選ぶことが大切です
・女性のメンタルサポートをする重要性
妊活中はホルモンバランスの急変や治療のストレスによって、女性の心身に大きな負担がかかります
そのため、適切なメンタルサポートが不可欠であり、専門家の助けを借りることも考慮に入れましょう
1. 妊活にはストレスが付きもの
妊活をしていると、「なぜ妊娠できないのか」「知り合いが先に妊娠した」といった不安や焦りが生じることはしょっちゅうです
こうしたストレスはホルモンバランスにも影響を及ぼすので、妊娠しやすさとも無関係ではありません
適度なリラックスや気分転換が大切です
2. 夫のサポート
妊活中、夫のサポートは非常に重要です
特に不妊治療を行う場合、女性は注射や薬の影響で心身が不安定になりやすいものです
夫が積極的に話を聞き、常に寄り添う姿勢を見せることで、妻の精神的負担を軽減できます
男性の妊活は自身の健康管理だけではなく、妻のサポートもその範疇といってよいでしょう
3. 専門家のサポートを活用するのもアリ
不妊治療専門のカウンセラーや、妊活をサポートするコミュニティを探してみるのも良い方法です
同じ悩みを持つ人と話すことで、気持ちが楽になることもあります
・東洋医学視点から妊活をサポート
不妊治療と並行して東洋医学的アプローチを取り入れることで、体質改善や妊娠しやすい身体作りを目指せます
西洋医学と東洋医学の良いとこどりをして、最速妊娠を目指しましょう!
1. 漢方薬を活用してみる
東洋医学独特の考え方では、「腎(じん)」の機能が生殖に関係すると考えられています
年齢を重ねるとともに腎の力が弱まるので、補腎(ほじん)作用のある漢方薬を取り入れるのが一般的です
代表的な漢方には、
当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん)・温経湯(うんけいとう)・八味地黄丸(はちみじおうがん)
などがあります
もちろん体質や症状に合わせて、専門家に相談しながら取り入れることが大切です
漢方薬が不要である場合も多々あるので、「とりあえず飲んでみるか」と手を出さないようにしましょう
2. 食事と生活習慣の改善で身体の土台づくり
西洋医学には無い視点ですが、東洋医学では「冷え」は妊娠の大敵とされています
冷たい飲み物や生ものを控え、温かい食事を心がけることが重要です
特におすすめの食品は、
黒ごま、クルミ(補腎作用)
しょうが、シナモン(体を温める)
豆類(ホルモンバランスを整える)…などです
また、規則正しい生活を送り、適度な運動(ウォーキングやサイクリングなど)を取り入れることで、
気血水の巡りを良くすることも大切なので、パートナーと一緒に無理のない範囲で始めてみましょう
・まとめとして
35歳以上の妊活では、年齢と妊娠の関係性を理解しながら、適切な不妊治療を選択することが大切です
同時に妻のメンタルケアを重視し、夫婦で支え合うことも相互理解が深まり、成功へのカギとなります
さらに東洋医学の知識を活用することで、体質を整え、妊娠しやすい身体作りが可能になります
妊活は決して一人で抱え込むものではありません
パートナーや専門家のサポートを得ながら、心身のバランスを保ちつつ、前向きに取り組んでいきましょう
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