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高齢出産のリスクと対策2025.02.03

高齢出産のリスクと対策

こんにちは!
命のリレー・ナビゲーター、服部雄志です

一般的に、35歳以上で初めて出産することを高齢出産と呼びます
つまり当店でお手伝いさせてもらっている方のうち、実に8割以上の方が高齢出産になりますね

医学の進歩もあり、特に日本では高齢でも安全に出産できるケースが多いです
しかしお産という行為は、今も昔も変わらず一大事であり、相応のリスクも伴うものです

そこで今回は高齢出産のリスクについて解説しながら、その対策として日常生活で気を付けるべきこと、
さらに役に立つ漢方薬などについても詳しく解説していこうと思います!



・高齢出産のリスクは何がある?

1.そもそも妊娠しづらくなる
加齢とともに卵子の質や数が低下して、妊娠率が下がる傾向になります
これはもちろん女性だけでなく男性も同じことで、やはり若いほうが妊娠には有利です

2.流産や早産のリスクが増加する
年齢を重ねると、染色体異常による流産のリスクが高まる傾向にあります
子宮の柔軟性も低下するので、早産になる可能性もあります

3.妊娠高血圧症候群や妊娠糖尿病のリスクも増加する
人の血管は加齢に伴って弾力性が低下してくるので、血圧が上がりやすくなります
また糖代謝能が低下することにより、妊娠糖尿病のリスクも上昇するでしょう

4.胎児の染色体異常のリスク
あくまで一般論として、高齢出産ではダウン症候群などの染色体異常が発生する確率が高くなります
出生前診断の案内を受けるケースもあるでしょう

5.帝王切開になる可能性があります
子宮の収縮性が低下して、分娩が長引く可能性があります
また様々な理由から帝王切開になる可能性もあります



・高齢出産に向けて考えられる対策とは

1.健康的な生活習慣を身につけるようにしましょう
とても地味ですが大切なこととして、規則正しい生活を送る、ということがあります
決まった時間に起床、食事、就寝ができるように心がけたいものですね
また、適度な運動もストレス解消になる有用な生活習慣ですから、パートナーと一緒に取り組んでください
言うまでもなく、バランスの取れた食事は最重要事項のひとつです
毎食のように菓子パンやスナック菓子などで食事を済ませていては、妊娠も遠のいてしまうでしょう
炭水化物、タンパク質、良質の油などをバランスよく意識的に摂取するようにしてくださいね
そしてご相談を受けていて、睡眠不足の方が多いのはとても気になります
お仕事などで忙しい毎日だとは思いますが、7時間程度は睡眠時間を確保するようにしたいものです

2.高齢出産だからこそ妊活は計画的に
高齢出産になる場合、つまり高齢妊活を考えるならば、妊活のプランニングは重要です
基礎体温を測定することや、妊娠するのに何か問題がないか、婦人科で検査をすることも必須です
ここでも男性の検査は不可避ですから、パートナーともよく話し合って、妊活を計画的に進めるようにしましょう
妊活をどのように進めて、あるいは期限を設けるのかなど、お二人にしか決められないこともたくさんあります

3.妊娠中のリスク管理も頭に入れておきましょう
めでたく妊娠しても、妊娠中のリスクを最小限に抑えるためのケアが大切です
まずは病院の指示通りに、しっかり受診するようにしましょう
そして過度な体重増加は、妊娠高血圧症候群や妊娠糖尿病のリスクを高めてしまいます
ストイックになる必要はありませんが、日々の食事を冷静に見つめるよう習慣づけましょう
また可能であれば職場の人たちにも協力してもらい、無理をしないようにして、体力の温存に努めましょう



・日常生活で気を付けるべきこと

1.基本的な食生活を大切にしましょう
栄養バランスを考えたり、季節の旬を取り入れたりした食事にすることで、
妊娠しやすい身体の土台づくりができますし、妊娠の維持にも良い影響を及ぼします
たとえば葉酸でしたら、ほうれん草・アスパラガス・納豆などに豊富です
赤身肉やひじきには鉄分も豊富ですし、鶏肉や豆類から良質なタンパク質を摂取することも可能です
安易にサプリメントに頼ることなく、こうした「生きた」食品から栄養を補給することが基本です
逆に過度なカフェイン摂取やアルコールは避けるべきですし、いわゆるファーストフードも好ましくありません

2.ストレスマネジメントも重要です
ストレスは心身にとって、あらゆる不調の原因にもなります
妊活一辺倒の生活にならないよう、趣味や休息の時間を確保して、パートナーとのコミュニケーションも欠かさないようにしましょう
また信頼のおける相談先を確保しておくことも、妊娠、そして妊娠維持の安心材料となることでしょう

3.冷えが気になる方は対策をしましょう
西洋医学では軽視されがちですが、やはり冷えは妊娠や妊娠維持にとってデメリットになります
体温より低い温度の飲食物を避ける、シャワーで済ませず湯舟にゆっくりと浸かる、裸足で過ごさないなど、
小さなことのようでも、その積み重ねはバカになりませんので、気を付けてみてくださいね



・高齢出産で考えられる漢方薬について

1.当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん)
冷え症や貧血が気になる人に適しています
血の巡りを良くして、ホルモンバランスを整える効果があります

2.桂枝茯苓丸(けいしぶくりょうがん)
血行を改善して、血液の汚れを改善していきます
生理不順や、腹痛のときにお腹を押さえると嫌な感じがするときなどに有効です

3.温経湯(うんけいとう)
冷え症をじっくり改善していくのに適しています

・まとめとして

高齢妊活には大変で難しい部分もありますし、高齢出産にはそれ自体にリスクが存在します
しかし病院に任せきりにすることなく、患者さんが適切な対策を取ることで、安全なお産になる可能性が高まります
日常生活における食事や運動、ストレスマネジメントを意識しながら、必要であれば漢方薬の利用も考慮していいでしょう

薬屋ふくべでは、ご相談に来られる方のほとんどが高齢妊活です

そのため店頭でアドバイスする際には単に妊娠するだけにとどまらず、
いかに出産できるだけの準備を整えて妊娠していくのかという部分に比重を置いてお話しています

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どうぞお一人で悩むことなく、まずはお気軽にご相談ください



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