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妊活とメラトニンサプリ2025.01.17

妊活とメラトニンサプリ

こんにちは!
命のリレー・ナビゲーター、服部雄志です

妊活や不妊治療でお悩みの方で、メラトニンが気になっている方もいることでしょう

実際にメラトニンは近年注目されているサプリメントですが、
元々は私たちの体内で自然に作られているホルモンで、別名「睡眠ホルモン」などと呼ばれています

特に妊活・不妊治療の現場においては、メラトニンの抗酸化作用や卵巣への影響が研究されていて、
採卵数の増加や体外受精(IVF)の成功率アップに寄与する等の可能性について報告があります

しかしその反面、メラトニン摂取に伴うリスクも知っておかなければなりません

そこで今回は、妊活・不妊治療におけるメラトニンサプリメントの有用性とそのリスク、
またその他にも知っておきたいサプリメントと注意点について詳しく解説していこうと思います!



・メラトニンサプリメントの有用性について

1.抗酸化作用
メラトニンには強力な抗酸化作用があり、卵巣内に存在する卵母細胞を酸化のストレスから守る働きがあります
酸化ストレスは卵子の質を低下させてしまいますので、不妊の原因の一つとなります
そこでメラトニンを摂取することで、酸化ストレスの害を減少させ、卵子の質が改善される可能性があります

2.睡眠の質が向上する
妊活や不妊治療にはストレスが付き物なので、不安感などから睡眠の質が低下してしまう方が多いものです
メラトニンを摂取することで睡眠の質が向上し、それがストレスを和らげる可能性があります
ぐっすり眠れることは活力の源ともなり、ホルモンバランスの調整にも役立つことでしょう

3.卵巣機能の働きを助ける
メラトニンが卵巣の炎症を軽減させることで、卵巣の働きを改善することが研究により報告されています
とりわけ体外受精(IVF)においては、卵胞液中のメラトニン濃度が高いほど、胚のグレードが向上するという報告もあります



・メラトニンサプリメントの危険性について

1.過剰に摂取することのリスク
当然ながらメラトニンにも適切な用量があり、その範囲内で摂取することが求められます
過剰摂取することで逆に睡眠に悪影響を及ぼしたり、日中に倦怠感に襲われたりする可能性があります
また長期間服用することによる身体的影響については、まだ完全には解明されていません

2.他の薬やサプリメントとの相互作用
メラトニンを摂取するときも、その飲み合わせについて気をつけるべきです
例えば、抗うつ薬や抗凝固薬を服用している場合は、特に注意を要するでしょう
2021年には東京都でメラトニンを含む製品に関する注意喚起が出ています
海外で販売されているメラトニンサプリメントを自己判断で服用するのは極めて危険と言わざるを得ないのが現状です



・妊活や不妊治療中に注意したいサプリメント

妊活や不妊治療をしていると、メラトニンだけでなく、さまざまなサプリメントと接する機会があります
しかしそのどれもに適切な使用法が求められますので、以下に注意点をまとめた図をご紹介します

名称有用性過剰摂取における注意点
葉酸胎児の神経管閉鎖障害のリスク軽減ビタミンB12欠乏症のリスク増加
ビタミンDホルモンバランスの調整カルシウム過剰のリスク
鉄分貧血予防胃部不快感や便秘の原因に
亜鉛卵子や精子の質を向上させる免疫機能低下のリスク
DHA・EPA抗炎症作用適切な血液凝固を妨げる


このように、メラトニンだけに限らず各種サプリメントにもメリット・デメリット双方が存在します
ネットの情報を鵜呑みにせず、サプリメントを使用する際には、かかりつけ医や専門家に相談するようにしてください

現に当店にも、「ネットで購入したサプリメントを服用したら具合が悪くなった」などのご相談がよく寄せられています
しかしインターネット販売のサプリメントは玉石混交ですから、アドバイスは困難を極めます

是非あなたの体質を見極めたうえで、最適な栄養素を提案してくれる相談先を確保するようにしてください
もちろんサプリメントのメーカーも星の数ほどありますので、信頼と実績のあるメーカーの製品を選ぶことは言うまでもありません

・まとめとして

妊活・不妊治療におけるメラトニンの使用については、卵子の質が向上するという直接的な効果が期待される一方で、
その使用法には厳重な注意が必要とされますので、大きなリスクも潜んでいることを知っておいてください

そういう意味において、まずはご自身の体内で適切な量だけメラトニンが分泌できるような体質を築き上げることが重要です
何よりノーリスク、そしてメリットしかありませんから、こうしたことに取り組まない手はありません

病院にしかできない不妊治療と、患者さんにしかできない妊活があります

あなた方が現在、不妊治療中なのだとしたら、なおさら妊活が大切になってくるのです

不妊・子宝の漢方相談は薬屋ふくべにお任せください



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