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人生の痛みと向き合い方2024.11.12
こんにちは!
命のリレー・ナビゲーター、服部雄志です
人生には困難や試練がつきものですね
そんなことは分かっていても、やはり避けられるものなら避けたいと思うのが人情
しかし無情にも、それは不可能です
何らかの痛みを伴うのが人生ですし、またその経験を内包してこそ人生に深みが出るというもの
今回は人生の痛みと、その向き合い方
そして自分の人生に責任を持ち、深みを与える過ごし方について考えてみようと思います
・人生の痛み
自著にも記しましたが、わたしも相当にいじめられていた経験を持っています
そんなことを話す機会があると、「いやいや~、いじめてた側でしょう(笑)」なんて言われることもあり、
そうした言葉に未だにチクチクとした痛みを感じています
このように人生の痛みは完全に消え去ることはないかもしれませんし、簡単に「乗り越えた」と言えるようなものでもありません
痛みの種類も様々でしょうし、どれも辛く、苦しいものですが、
こうした経験を通して人間は新しい視点、そして自分と出会い、人生を深めていくのだと思います
・痛みを受容するということ
現在進行形の痛みを受容するというのは容易なことではなく、
時として目を背けたり、心に蓋をしてそうした感情を受け入れないようにすることも重要です
しかし長期的に見て痛みを伴う経験を受容することで、自分自身を成長させることにもつながります
一方的に自分が傷つけられたのか、もしくは相手も傷ついていたのか、想いを馳せることも大切でしょう
自分の頭の中だけで感情の整理がつかないときは、日記として言語化することも客観視に役立ちます
「しこり」として残った感情は無視すると肥大化する性質がありますので、
あくまで心理的に余裕がある場合ですが、自分の人生を自分軸として捉えるうえで、
避けたかった痛みにフォーカスする時間をとることが、どこかの段階では必要とされるでしょう
・痛みによって深みが生まれる
痛みを経験したことのない人が、他者の痛みに共感することができるでしょうか?
もちろん、そんなことはあり得ません
私たちは人生の痛みを経験し、それを内包して歩み出すことで人生の深みを増していきます
平穏な日常に感謝をすることも増えるでしょう、何気ない人のやさしさに感動を覚えることもあるでしょう
そのプロセスで自分自身の内面と向き合い、内省し、自分の弱さを見つけるきっかけになることもあります
失敗を避けたいがあまり、チャレンジをしなくなることが、果たして正解と言えるでしょうか?
それとも「失敗は成功の母」という意識で日々を過ごすことが、人生に活力を与えるでしょうか?
あなたは、どう思いますか?
・すべてはフラットな経験である
痛みを含めた経験を、現時点でジャッジしようとするから「良し悪し」が出てくるものです
数年後、数十年後、「あの経験があったからこそ」と言っている自分がいるかもしれないのです
あなたがその痛みを味わったことで、他者にアドバイスをすることができることもあるでしょう
そして感謝をされたときに、「あの経験も無駄ではなかった」と思うかもしれません
人生に無駄な経験などない、と言われます
次の人生というものがあって、選べるのであれば、わたしも「いじめられたい」とは思いません
しかしこの人生で「いじめられるハメになり」、その経験があったからこそ、今の自分があると自信を持って言えます
そして「このわたしだからこそ」こうした不妊・子宝の漢方相談ができていると考えています
「人生の痛みは避けられるものではない」…それは真実として、ひとまず置いておく
ですが痛みを伴う経験は、人生に深みを与え、同時に私たちの存在に意味を与えてくれるものでもあります
現在進行形で痛みや苦しみを経験している人に、こうした言葉はむなしく響くかもしれませんが、
今は無理でも、いつか振り返って、内包して歩み出した時に、
一回り大きくなった精神で、あなたは力強くあなたらしい人生を彩っていくことでしょう
あなたのすべての経験が、あなたの人生に深みを与え、
あなたはもとより、周囲の人々の笑顔、そして幸せへとつながることを、わたしは強く願っています