ブログ・お知らせnews
子どもがいることだけが?2024.11.01
こんにちは!
命のリレー・ナビゲーター、服部雄志です
当店には子宝を望んでもなかなか恵まれないカップルが大勢ご来店されます
もちろんわたしはその目標達成のため、全身全霊でお手伝いをしているのですが、
もう少し大きな視点で人生を見つめたとき、果たして「子どもがいることだけが人生の幸せなのか?」
ということについて、今回はブログを書いてみたいと思います
ご自身が置かれている状況によっては「しんどい内容」かもしれませんので、
「ちょっと今はキツイかな…」と思われたらご無理なさいませんように
・人生の幸せとは?
多くの人々が頭の中に描く「幸せ像」に、子どもが登場するかもしれません
しかし子どもを持つことだけが「すべての人」にとって「人生の幸せ」なのでしょうか?
子どもを持たない人生を選択する人、また結果的に子どもを持たない人生となった人は、
その先ずっと「不幸」だという気持ちを抱えたまま、人生を送るのでしょうか?
もちろん、そんなことはありませんね
「子どもがいない人生にも、幸せは無限に広がっていく」と、わたしは強く確信しています
・誰のための「子ども」なのか?
このような時代でも「お子さんは?」「まだつくらないの?」など、
そのような会話は当たり前のように交わされています
もちろん子どもを産み育て続けてきたから、人類はこの地球上に存在しているわけで、
多くの文化で「結婚と子どもはセット」という考え方がされています
しかし価値観の多様化も手伝って、現代では少しずつこうした考え方にも変化が出てきたようです
「子どもを持つ」あるいは「持たなければ」という選択の裏側に、
周囲からのプレッシャーが隠れてはいないでしょうか? 焦りや罪悪感などが隠れてはいないでしょうか?
パートナーと二人はもちろんのこと、独身のまま「幸せな人生」を過ごす人も大勢います
これは誰かの価値基準で決まることではなく、「自分の幸せ」を「自分で決める」ことが大切です
まずは自分の本心とパートナーの本音に、しっかりと向き合うプロセスを取ることは欠かせないと思います
・いろいろな幸せ、そして充実がある
子どもがいない人生における幸せとはどのようなものがあるでしょうか?
思いつくままに列挙していきたいと思います
まずは子どもがいないと、パートナーと向き合う時間的余裕が圧倒的にあります
旅行もいいでしょう、趣味もいいですね
二人でなら少々無謀とも思えるようなことにも、チャレンジングな姿勢を取ることが可能です
お互いに成熟した大人同士としてパートナーシップを深めることは、人生の幸せに他なりません
パートナーとの時間を、自分に向けることも良い過ごし方だと思います
心の成長に限度はありませんから、自己啓発に力を割くのはとても有効ではないでしょうか
スキルを身につけてキャリアに磨きをかけるのもいいですね
ボランティアで社会とのつながりを広げて、人間関係を楽しむのも有意義です
立場や年齢を問わず、さまざまな人と交流できるのはボランティアの醍醐味だと思います
とても刺激的な時間になるでしょう
そして何より経済的な余裕が与える影響は無視できません
子育てにはとにかくお金がかかりますので、ここを度外視できるのは大きなアドバンテージ
趣味や旅行をより自由に楽しめることで、自分らしい幸せを享受することができます
・そもそもネガティブなことではない
犬好きの人に、「猫のいない人生なんて!」と言っても伝わらないものは伝わらないし、
そもそも犬が好きなのですから、「いや別に猫いなくても困りませんから」で終わります
これはもちろん例え話ですが、「子どもがいないこと」自体はネガティブなことではありません
子どもがいないからこそ、自分やパートナーと向き合う時間が確保できます
自分だけでなく、二人でこそ成し遂げたいこと、人生において見てみたい景色などもあるでしょう
これは「子どものいる、いない」に関わらず、人生の幸せに至る道を歩むうえで大きな一歩です
また子どもを持つということは、ある意味で「他人軸で生きていく」ということに他なりません
「他人軸を受け入れる」とも言えますが、どうしても子ども中心の世界になるのは否めないでしょう
卑近な例ですが、「ゴルフに行きたいけど塾の送迎がある…」「サロンに入会したいが入学金を確保するためには…」など、
やはり優先すべき事項が多くなってくると、個人としての自由の幅は狭くなると言わざるを得ません
・子どもを持たない人生では
能動的に子どもを持たない人生を選択する人もいれば、結果的にそうなった人も存在します
ですがそうした人の多くが、「やるべきことを経験した」というように、その選択にイエスと言っている、
そんな体験談を集めた本を読んだことがあります
子どもは「守り育てていかなければならない」存在ですから、誤解を恐れずに言えば、
「自分の人生で真に大切なもの」をマスキングしてしまうことがあるかもしれません
子どもの有無に関わらず、自分が情熱を注げるものに時間を使うことは人生の幸せと呼べるでしょう
また子どもはある程度までは「勝手に大きく」なっていきますので自然と変化していきます
しかし大人の体は成長することはありませんから、努力をして内面の変化を促していくことが求められます
これは子どもがいないことによって、パートナーシップが深まったという声と重なる部分があります
一人ひとりの独立した大人同士として、お互いの成長を認め合うことは「最高の幸せ」と言えるものです
そして「子どもがいない」ということは、「全世界の子どもの親である」とも言えるのではないでしょうか
社会貢献に割くことができる時間的・経済的余裕があれば、それは幸せと直結することになります
他者に「してあげられる」幸せが、人生の向上と幸福感に大きく寄与することに疑いの余地はありません
・まずはご自分とパートナーを大切に
今回のお話は、「子どもを諦めましょう」などということではありません
お伝えしたかったのは、「子どもがいることだけ」を幸せの定義にしないほうがいいということです
もちろん子どもは可愛いですし、子どもを持つ人生も素晴らしいでしょう
しかしそれが故の不幸も存在しますし、子どもを持った後に離婚するケースなど枚挙に暇がありません
この世の中に決まりきった幸せの形はありません
子どもを持たないという選択をした人にも、結果的にそうなった人にも、
豊かな幸せがたくさん存在する人生は、当たり前にあるということです
まずはご自分を何より大切にすること、そしてご自分が選んだパートナーを大切にすることです
あなたの幸せを決めることができるのは、あなただけなのですから、比較は無意味です
今がどのような状況であれ、この先の人生に幸せを見つけることは可能です
あなたにとって真に幸せな人生とは何なのか? 大切にしたいものは何なのか?
こうした問いを通して、豊かな人生を歩まれることを祈っております