不妊の原因とは?

早発卵巣機能不全(早発閉経)、AMH0.1未満、不妊専門クリニックでも卵子提供を勧められた…
このような方々でも採卵、妊娠、出産に成功されています。
わたしがお伝えしたいのは、
【検査結果は絶対ではなく、命は誰にも決められない】
ということです。

一概に不妊といっても、その原因は人それぞれ。まずはよくある原因について整理しておきましょう。

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不妊症の原因

卵管障害
精子や卵子・受精卵の通り道である卵管が、何らかの原因で詰まることで妊娠が難しくなってしまう状態です。女性の不妊原因で最も多いと言われています。
排卵障害
卵巣内で卵が育たないか、育っても排卵しない状態です。女性不妊の4分の1がこの排卵障害だと言われています。
着床障害
子宮内膜の状態が悪いため、受精卵がうまく着床できない状態のことです。
子宮内膜症
病名で勘違いされやすいのですが、これは子宮の内側にある内膜が子宮内部以外にも発生してしまう病気です。重症になると卵管を詰まらせたり、卵巣に発生すると排卵障害を招く原因となってしまいます。
黄体機能不全
排卵後、卵胞は黄体と呼ばれるものに変化して女性ホルモンの一種である黄体ホルモンを大量に分泌します。それにより受精卵が着床しやすいよう子宮内膜が増殖します。 しかし黄体ホルモンの分泌が悪いと子宮内膜が増殖せず、受精卵が着床しにくくなってしまいます。この状態を黄体機能不全と呼びます。
高プロラクチン血症
母乳を分泌させるために脳下垂体からプロラクチンというホルモンが分泌されますが、妊娠していないにも関わらず多量に分泌される状態のことです。 このホルモンには生理や排卵を抑える働きもあるため、黄体機能不全や排卵障害を招く原因となってしまいます。
機能性不妊
検査をしても原因が見つからない、そんな原因不明の不妊症を機能性不妊と呼びます。不妊症の約一割を占めていると言われています。
性感染症
性交渉によりクラミジアなどの性感染症にかかると、子宮頸管や卵管に炎症を起こして不妊の原因となることがあります。自覚症状があまり無いので年々増加していると言われています。 性感染症は生まれて来る赤ちゃんが結膜炎や肺炎にかかってしまう恐れがあるため、出産前に治療しておく必要があります。
抗精子抗体
本来異物ではない精子を異物であると誤認して、アレルギー反応を起こしてしまうことです。抗精子抗体は主に子宮頸管から子宮頸管粘液、子宮腔、卵管内などに発生し、進入してきた精子を拒絶してしまうので妊娠の確率が下がってしまいます。

排卵しない

排卵がたまにしか起こらない、または全く起こらないという障害です。
原因として、
・視床下部や脳下垂体、高プロラクチン血症など脳に原因がある場合
・卵巣の機能低下(低AMH)、多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)、黄体化未破裂卵胞(LUF)など卵巣に原因がある場合
・極端な肥満や痩せ、ダイエットや激しいスポーツなど全身的な原因の場合

…などがありますが、脳に原因があるケースは非常にまれです。

それぞれ投薬や手術で解決できる場合もあります。
しかし治療が困難、または原因が不明というケースも珍しくありません。

いずれにせよ共通して言えることは、【身体のどこかに偏りがある】ということです。
例えば西洋薬は出過ぎているホルモンを抑える、または不足しているホルモンを補充する、という一方通行的な治療を得意としていますが、それも過ぎれば副作用というリスクがあります。
これに対して機能を整えていく東洋医学的アプローチは作用の両面性があるので、どちらか一方に偏るということがありません。

特に低AMHや、排卵が起こりにくくなる原因として最も多いPCOSには特効薬というものがありませんから、体質そのものを改善していくという視点が欠かせないと考えています。

しかし体格も体質も十人十色ですから、その人に最適な体質改善のアプローチを探ることが最も重要です。

当店ではAMH0.01未満からの妊娠例、また医薬品を使用せずお身体にやさしくPCOSを解消した例も豊富にございます。
まずは一度お気軽にご相談ください。

受精しない

排卵はできるけれど(タイミングをとるけれど)妊娠しない。
それは卵管の異常(卵管炎、卵管留水腫、子宮内膜症など)が考えられます。この場合は投薬、手術での治療が有効である場合が多いです。

その他には卵巣から飛び出す卵子をうまくキャッチできないケース(ピックアップ障害)、卵子と精子がうまく出会えない、卵子か精子もしくはその両方の質が良くないため受精能が低下しているケースなどが考えられます。

これらの場合、必要となるのがビタミン・ミネラル・糖質栄養素などの補給です。
特に糖質栄養素は我々が生きていくために欠かせない栄養素ですが、子宝を望むカップルには希望の栄養素ともいえます。
ところが食事から摂取できるビタミン・ミネラル・糖質栄養素は近年ますます減少していて、そのため何らかの方法でこれらの各種栄養素を補うことが求められています。

また、体外受精(IVF)で採卵はできるけれど受精しない、もしくは分割が止まる。
こうしたご相談も少なくありません。

この場合、特に注目したいのが精子の質です。
最近の研究では、加齢や偏った生活習慣により精子も老化することが分かってきました。
精子が過剰な酸化ストレスを受けることにより遺伝子が劣化してしまうことが指摘されているのです。

禁煙をする、過度な飲酒を慎むなどはもちろんですが、当店独自のアプローチにより体内の活性酸素を除去して精子の活性化を促すことも重要です。

着床しない

体外受精をし、移植をするけれど着床しないというケースです。
採卵もできる、受精もする、胚盤胞まで育つ、子宮内膜の厚さもある…なのに着床しない。

そんな場合、当店では冷え・血流・酸化ストレスのケア等を重点的に行っています。
まずは体質を見極め、丁寧なカウンセリングで生活習慣の偏りやご本人に適合していない健康法やサプリなどを見つけていきます。

せっかく身体に良いことをしても、それ以上の負担になるようなことをしていたのでは効果も出ません。
ゴールに到達するために必要なのは、アクセルを踏むことではなく、ブレーキを解除することである場合も多いのです。

育たない

着床、妊娠するけれど流産をしてしまう。
非常に悲しいケースですが、流産は妊婦の10~20%に発生するといわれ、加齢に伴ってその頻度も高くなります。
また3回以上の流産を繰り返す場合は不育症、習慣流産と呼ばれ、発生率は全女性の1%といわれています。

いずれにせよ流産は胎児側の遺伝子が原因である場合がほとんどです。
しかしそうであれば、精子と卵子の質を良好にして受精卵の遺伝子劣化を防ぐプロセスが欠かせません。
もちろん同時に母体の健康管理にも最大限の注意を払うことが必要とされます。

流産や不育症に特効薬は存在しませんが、母親の生活習慣によって子宮内の環境が左右されることは判明しています。

当店では今までの経緯をじっくりとお伺いし、その時々に応じて必要と思われる漢方薬、栄養素、生活習慣などをアドバイスさせていただきます。

その他の原因

不妊の原因はさまざまですが、わたしの実感として『冷え・血液の汚れ・ストレス』はみなさんに共通しているようです。しかしこれらは検査して分かることでもなく、西洋医学ではあまり目を向けられません。ここで認識しておきたいのは、妊娠はあくまで通過点であり、目的は健康な出産・育児であるということです。そして健康な出産・育児のためには、『冷え・血液の汚れ・ストレス』の改善は避けて通れません。

当店では独自の漢方的なアプローチで、弱った心身を立て直すお手伝いをさせていただいております。

まずはご夫婦自身が健康で元気なお身体を取り戻していただきます。漢方には西洋医学のような鋭さはありませんが、じっくりと地力をつけていきます。今まさに注目したいのは漢方的なアプローチです。不妊・子宝の漢方相談は薬屋ふくべにお任せください。

不妊の原因はお悩みになられている方それぞれで違います。
当店では、しっかりカウンセリングを行い、これまでの経験と実績に基づき
悩みを解決する為のお手伝いをさせて頂いております。
お喜びの声が届いています。